繊維リサイクル・製品製造

ウエスものがたり【第七回】ウエスができるまで-品質検査

たかがウエス、されどウエス。ウエスは製品として出荷される前に何度も何度も徹底して検査が行なわれます。今日この記事を読まれることでウエスがただの切れ端ではない、立派な工業製品であるということがお分かりいただけると思います。ではその検査工程を順を追ってご説明しましょう。

裁断が終わると、まず付属物が残っていないか金属探知機で検査を行ないます。
機械による検査で合格してのちさらに検査員による検査を行ないます。
そして良品として合格したウエスを商品として使う際に取り出しやすいように1枚1枚伸ばしながら計量用バスケットに入れ、計量を行ないます。計量する秤も正確な入数を計測するため1日に2回検査されます。その様はまるで肉を計り売りする精肉屋さんのようです。
計量されたウエスは包装される前、さらに精度の高い金属探知機で付属物が残っていないか検査されます。この金属探知機は加工食品の検査で使われるものと同じものです。
工程は前後しますが、この金属探知機による検査はウエスを包装した後もう一度行なわれます。