会社情報
代表挨拶
代表取締役社長 窪田恭史

近年、耳にしない日はないくらい頻繁に使われる「エコ」。このエコには二つの言葉があることをご存知でしたか?それは、「エコロジー」(環境)と「エコノミー」(経済)です。この二つの言葉は、同じ語源の「エコ」から出発していながら、エコロジーを優先させればエコノミーが衰退し、エコノミーを優先させればエコロジーが破壊されてしまうというように、お互いが対極であり並び立つことのない概念として認識されています。ナカノ株式会社では、この二つの「エコ」が対立せず、調和する社会を築くためには人の知恵や哲学が必要であると考え、これをエコソフィーと呼び、一貫した行動指針としてきました。
1934年(昭和9年)、市中の古布・古繊維を回収する故繊維問屋として横浜に創業して以来、故繊維をリサイクルした「再生繊維原料」や「ウエス」、「軍手」の製造・販売を通じて日本の繊維循環を支え、また良質の中古衣料を広く海外に輸出することで、低エントロピー社会の実現にいち早く取り組んできました。環境保全と経済活動をイコールにする、これがエコソフィーの基本的な考え方です。ナカノ株式会社はこの考え方を軸に2006年、ISO14001認証を取得しております。
また、エコソフィーは私たちをとりまく自然環境だけでなく、経済活動の源泉であるモノづくりの現場にも目を向け、安全衛生保護具、消耗品等の販売を通じて、安全、安心、快適な「作業環境づくり」を提案しています。これまでに、その営業拠点を東北から九州まで展開しているほか、業界に先駆けた海外進出にも取組み、1990年の上海事務所開設を皮切りに現在フィリピン国にウエスや軍手を製造する2工場が稼動。途上国の雇用確保に寄与するとともに、逆に現地から学んだ海外の文化や嗜好を輸出中古衣料の製品づくりに反映させております。
人と自然、日本と世界、あるいは作り手と買い手、それらいずれかが犠牲となるのではなく、生き生きと調和する「和の社会」こそ、本来あるべき姿ではないかと私たちは考えています。ナカノ株式会社は、そうした社会の実現にむけ、これからも努力して参ります。
企業情報
所在地 | 横浜市南区新川町5丁目27番地 | ||
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創 業 | 昭和9年7月 | ||
資本金 | 2,500万円 | ||
役 員 | ![]() 代表取締役社長 窪 田 恭 史 |
![]() 取締役 伊 藤 聖 |
![]() 取締役 藤 田 修 司 |